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神奈川新聞社に取材をしていただきました。【ゲノム解析を超高速化 汎用パソコンで可能に】超高速ゲノム解析システム AAS-G1

2023年9月27日


新製品の高速ゲノム解析システム「AAS-G1」に関して、神奈川新聞社に取材をして頂き、その記事が2023年9月27日朝刊、経済面に掲載されました。


日本バイオインフォマティクス学会ブースの様子AAS-G1が搭載された汎用パソコン

神奈川新聞 2023年9月27日朝刊 経済面

理化学研究所(理研)発ベンチャーの先端加速システムズ(横浜市金沢区)、ダナフォーム(同市鶴見区)の2社と順天堂大学の産学連携チームが、人の全ゲノム(遺伝子情報)解析を10分以内でできる汎用パソコン用のソフトウエアシステムを開発した。高価なスーパーコンピューターなどが必要だった解析を個人レベルのパソコンでも可能にしたもので、新薬開発を含め医療応用で大きな役割を果たすことが期待されている。

チームには計算機科学の権威で神戸大の牧野淳一郎教授を含む、スパコンの京や富岳、ゲノム研究を元国立研究科発法人理化学研究所で推進してきた研究者らが参画。開発した新システムは、9月上旬に千葉県で開かれた日本バイオインフォマティクス学会で発表された。

スパコンによる解析方法では15~30分要したが、新ソフト(AAS-G1)を使えば汎用パソコンで10分稲井に短縮。最短では7分30秒になった。

価格もスパコンだと2千万~6千万円するところを、現段階で対応可能な汎用パソコンなら数百万円で入手可能。変異抽出の正確性もスパコンと比べてそん色なく、上回る部分もある。

高速化と低コスト化の実現で今後は、早期治療の必要な新生児の全ゲノム診断や1泊人間ドックなどの医療への応用が期待される。