完全長cDNAライブラリー受託合成 : 製品概要
□ 完全長cDNAライブラリー受託合成
ダナフォームでは、トランスクリプトーム研究の第一歩といえる完全長cDNAライブラリーを、お客様のニーズに合わせて作成します。
□ダナフォームの完全長cDNAライブラリーの特徴
- □高い完全長率: 幅広いアプリケーションに対応します。
- □低い重複率: cDNAの特徴づけにおけるコスト削減を実現。
- □高い回収率: まれな新規遺伝子発見も可能です。
□主なアプリケーション
- □プロテオミクス: 完全長cDNAを使って、タンパク質の機能解析ができます。
- □遺伝子制御解析: 完全長cDNAから、プロモーターの特定や遺伝子発現の情報を得ることができます。
- □RNAi: 特異的なRNAiプローブ作製を可能にします。
- □スプライシング: 完全長cDNAを用いて、トランスクリプトームの正確なエキソンの構成の解明ができます。
- □ジェノミクス: 遺伝子探索とゲノム配列の正確なマッピングには、完全長cDNAが不可欠です。
- □SNP解析: 完全かつ正確な遺伝子アノテーションがSNPの機能解析を可能にします。
□ ダナフォームのcDNAライブラリー
下記のような完全長cDNAライブラリーをご研究の内容にあわせてお選びいただけます。
□ サブトラクションライブラリーの作製
ダナフォームのcDNAライブラリー技術を用いて、サブトラクションを行った完全長cDNAライブラリーです。 医学的条件の違いによる評価を行うことも可能です。 加えて、サブトラクションと同時に正規化を行うことが可能で、これは2試料のうち、片方の細胞成長速度が非常に早い場合などに有効です。 (例えば、形質転換した細胞と非形質転換細胞など) したがって、当社のサブトラクションライブラリーでは、疾患関連遺伝子のクローニングが可能であり、得られた疾患関連遺伝子を、DNAマイクロアレイ、RT-PCR、ディファレンシャルディスプレイ、またはノーザンブロッティングのような他の手法を用いた発現解析に利用することが可能です。
□ ライブラリーのノーマライゼーション
ダナフォームでは、既に作製したcDNAライブラリーからのサブトラクション技術を開発しました。 この技術により、ライブラリー作製後に発現量の多い遺伝子を減らし、cDNAライブラリーに含まれる発現量の少ない遺伝子の相対比を上げる(ノーマライゼーション)ことが可能です。
□ プール化cDNAライブラリー
ダナフォームの完全長cDNAは、第1鎖合成時に特異的なタグ配列を導入しているため、複数のサンプルを含む(例えばステージや組織が違うサンプル)プール化cDNAライブラリーを作製することが可能です。 通常、最大4区分までをまとめることが可能です。 これにより、アプリケーションの幅が広がるとともに、コスト削減にもつながります。 多区分ライブラリー作製については、ご相談ください。
□ ライブラリー・サービス
ダナフォームは、cDNAライブラリーについて、最新の技術と長年のノウハウで、さまざまなご要望に柔軟に対応します。 クローンの単離、配列解析サービス、ゲノムやトランスクリプトーム研究におけるパートナーリングなど、どのようなことでもまずはご相談ください。