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読売新聞社に取材をしていただきました。 【 ゲノム解析 パソコンで 新システムで高速化】超高速ゲノム解析システム AAS-G1

2023年9月7日


新製品として9月に販売開始のAAS-G1に関する記事が、9月6日の読売新聞 朝刊に掲載されました。


AAS-G1パンフレット

読売新聞 9月6日朝刊より引用

ゲノム解析 パソコンで 新システムで高速化

国内の新興企業など産学の研究チームがヒトのゲノム(全遺伝情報)を高速で解析できる新システムを開発した。
これまでスーパーコンピューターなどが必要だった解析が、通常のパソコンでもできるといい、チームは「新薬開発の迅速化に貢献できる」としている。 成果は8日、千葉県で開かれる日本バイオインフォマティクス学会で発表される。


開発したのは、神戸大の牧野淳一郎教授(計算科学)が創設に関わった新興企業「先端加速システムズ」(横浜市)と医療新興企業「ダナフォーム」(同)、順天堂のチーム。

ヒトのゲノムは、人体の設計図が書き込まれたDNAを構成する4種類の塩基約30億個からなる。ゲノムを解析するためにはまず、DNAを細かく切断し、それぞれの塩基配列を解読する。その上で、解読した情報をスパコンなどでつなぎ合わせる必要があった。

チームは事前に基本的な配列情報を計算プログラムに組み込むことで、余分な計算を省き、解析を効率化した。スパコンなどで15~30分かかる計算がパソコンでも最短約7分で可能になるという。

ゲノム解析で病気の原因となる遺伝子を特定すれば、患者個人に効きやすい薬の解析などに応用できると期待されている。牧野教授は「解析の迅速化で、医学研究のスピードアップに貢献できる」と話す。


松本直道・横浜市立大教授(遺伝医学)の話
「膨大な計算が研究室のパソコンで可能になれば画期的だ。手軽に解析できるようになれば、研究の裾野も広がる」