CAGEプロモータークローン : 製品概要
□ CAGEプロモータークローン
TSS(転写開始点)は本来細胞種、組織種に特異的であることから、それぞれ異なるプロモーターにより制御されています。そのため、従来のコンピューター予測による単一的なプロモータークローンは、細胞種により活性が見られないなどの問題がありました。CAGEプロモータークローンはCAGE法で同定したヒトのTSS情報を網羅することにより、あらゆる細胞種でのプロモーター活性を再現することが可能です。
CAGEプロモータークローンは、ヒト細胞からCAGE法により特定した 転写開始点(TSS)周辺領域をクローニングしたもので、主要11パスウェイ下流遺伝子プロモーターを導入したルシフェラーゼレポータークローンとして販売しております。
*CAGE (Cap Analysis of Gene Expression) 法は、理化学研究所(理研)とダナフォームの技術を基盤とするプロモーター解析手法です。
□CAGEプロモータークローンのアプリケーション
CAGEプロモータークローンを用いたレポーターアッセイにより、ゲノムワイドな遺伝子発現プロファイル(いつどこでそれぞれの遺伝子がどれくらい発現しているか)を得ることができます。疾患モデルの特徴解明や新しいバイオマーカーおよび腫瘍マーカーの同定などに応用可能です。
- □がん細胞、疾患由来細胞、iPS細胞の発現プロファイル作成
- □目的遺伝子のシグナルパスウェイ解析