株式会社ダナフォーム


C. elegans Fosmid クローン : 製品概要

C. elegans Fosmid Libraryクローンについて

Caenorhabditis elegans はゲノム解析や神経学分野の研究において、世界中で幅広く利用されているモデル生物です。C. elegansのゲノムクローンは、35~40 kpb のインサートをもち、有用な研究資源として活用することができます。これらのクローンの解析により、ゲノムシークエンス・プロジェクトはより促進されており、研究機関において変異の特定にも利用されています。変異を補完するゲノムクローンを導入することは、変異を同定する手法として用いられており、このアプローチは、変異解析における重要な手法のひとつになっています。 しかし、過去に作られた多くのゲノムクローンはCosmidに組み込まれており、作製から約30 年が経ち、その質の劣化が報告されています。 これらの報告から、Dr. Don Moerman たちは、ライブラリーをCosmidではなく、Fosmidで作製しました。Fosmidライブラリーは、Fosmidベクター pCC1FOS (Epicentre)を用いることによって、宿主内のプラスミドを低いコピー数で保ち、 これにより約40 kbp の長鎖DNAを導入したプラスミドを宿主内に複製、維持させることが可能となりました。

Format

ダナフォームは研究目的のみのご利用に対して、384 ウェルプレート41 枚を1 セ ットとして、または個々のクローンを個別にご提供いたします。 個別クローン をご希望の場合は下記データシートのClone IDでクローンをご指定下さい(例: WRM0610aA01、WRM069dH12)。
C. elegans Fosmid library データシート(Excelファイル 5.5MB)
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References

A C. elegans Fosmid Library, Jaryn Perkins, Kim Wong, Rene Warren, Jacquie Schein, Jeff Stott, Rob Holt, Steve Jones, Marco Marra, and Don Moerman. This abstract was presented at the Fifteenth International C. elegans meeting.
http://elegans.bcgsc.ca/perl/fosmid/fosmid_abstract