C. elegans Fosmid Library
C. elegans はゲノム解析や神経学分野の研究において世界中で幅広く利用されて いるモデル生物であり、35 kbp から40 kpb のインサートをもつC. elegansのゲノ ム・クローンは、有用な研究資源として活用することができます。これらのCosmidク ローンの解析により、ゲノムシークエンス・プロジェクトはより促進されてきており、研 究機関において変異の特定にも利用されています。変異を補完するCosmidクロー ンを導入することは、変異を同定する手法として用いられています。 このアプローチは、変異解析における重要な手法のひとつになっていますが、過去 に作られた多くのCosmidライブラリーが作製から20 年が経っており、その質の劣 化が報告されています。
これらの報告から、Dr. Don moerman たちは、ライブラリーをコスミドではなく、Fosmidで 作製しました。Fosmidライブラリーは、Fosmidベクター pCC1FOS (Epicente)を中心に用いることによって、宿主内のプラスミドを低いコピー数で保ち、 これにより約40 kbp の長鎖DNA を導入したプラスミドを宿主内に複製、維持させ ることが可能となりました。
詳細については下記リンクのデータシート(Excelファイル)をご参照下さい。
□Format
ダナフォームは研究目的のみのご利用に対して、348 ウェルプレート41 枚を1 セ ットとして、または個々のクローンを個別にご提供いたします。
個別クローン をご希望の場合はデータシートのClone IDでクローンをご指定下さい(例: WRM0610aA01、WRM069dH12)。
詳しくはお問い合わせフォームよりお問合せ下さい。
□References
Jaryn Perkins1,2, Kim Wong3, Rene Warren3, Jacquie Schein3, Jeff Stott3, Rob Holt3, Steve Jones3, Marco Marra3, and Don Moerman1,2
- Michael Smith Laboratories, U.B.C., Vancouver, B.C., Canada V6T 1Z4
- Department of Zoology, University of British Columbia, B.C. Vancouver, Canada V6T 1Z4
- Genome Sciences Centre, BC Cancer Agency, Vancouver, B.C. Canada, V5Z 4S6